お墓・仏壇・ご供養に関する専門用語をまとめました。
墓じまい・改葬・新規建立・リフォーム・戒名(法名)彫刻などの場面で出てくる言葉を、富山・石川の墓石専門「墓まもり」が現場目線で解説します。
このページは随時更新しています。「この言葉の意味が分からない」とお問い合わせの多かった用語から順に追加しています。
用語は代表的な読み方をもとに五十音順で並べています。
なお、お墓やご供養の言葉づかい・作法はご家庭の宗派や地域によって異なります。
富山県は浄土真宗(本願寺派・大谷派)の門徒が多い土地柄のため、本ページでは真宗門徒の場合の呼び方も併記しています。
実際の作法は菩提寺・ご住職にご確認ください。
あ行
遺骨(いこつ)
火葬後に残るご遺体の骨。
骨壷に収め、お墓の納骨室(カロート)に納めるのが一般的です。
墓じまいでは、納骨室から遺骨を取り出して新しい供養先へ移します。
位牌(いはい)
故人のお名前(戒名・俗名)を記し、仏壇でお祀りする木の札。
曹洞宗・真言宗・日蓮宗などでは一般的に用いられます。
一方、浄土真宗(本願寺派・大谷派)では伝統的に位牌を用いず、代わりに「法名軸(ほうみょうじく)」や「過去帳(かこちょう)」を使うのが本来とされます。ご家庭の宗派によって扱いが分かれる点にご注意ください。
インドの石(いんどのいし)
墓石材としてよく選ばれる、インド産の御影石(みかげいし)の総称。
水をほとんど吸わず、長い年月を経ても変色しにくいのが特徴で、雪解け水や凍結にさらされる北陸では費用対効果の高い石材とされます。
富山型墓石の新規建立では、地上の納骨堂の湿気や凍害に強い石として、ご相談を多く承ります。
永代供養(えいだいくよう)/永代経(えいたいきょう)
寺院や霊園が、ご遺族に代わって永続的にお墓やお骨をお守り・ご供養すること。
承継者がいない、遠方で管理が難しいなどの理由から選ばれることが多く、合祀墓・納骨堂・樹木葬とあわせて検討されます。
なお浄土真宗では、追善供養の意味合いを持つ「永代供養」という言葉ではなく、「永代経」「永代経懇志(えいたいきょうこんし)」と表記されることが多くあります。真宗寺院に相談される際はこの言葉も覚えておくと安心です。
エフロレッセンス(白華・はっか)
石材やコンクリートの表面に、白い粉状の汚れがにじみ出る現象。
水分とともに内部の成分が表面へ運ばれて固まるもので、施工時の気温が低いほど起こりやすくなります。
このため富山をはじめ北陸では、1日の最高気温が5℃以下になりやすい1〜3月の施工はおすすめしておらず、接着不良や凍害爆裂を避けるためにも、気温の安定した時期での建立・リフォームをご案内しています。
応募資格(おうぼしかく)
公営霊園(市営墓地など)の使用権を申し込める条件。
多くの自治体で「市内在住○年以上」「焼骨を所持していること」などが定められています。
富山・石川の自治体ごとの応募資格は、霊園・墓地情報をご参照ください。
お焚き上げ(おたきあげ)
仏壇・お位牌・法名軸・お札・お写真など、長く大切にお祀りしてきたものを、お寺で読経のうえ焼納すること。
仏壇じまいのあと、ご本尊やお位牌などをそのまま処分する前に行うのが望ましいとされます。
お磨き(おみがき)
仏壇の金仏具を磨いて整える、主に年末に行われる行事。
浄土真宗の門徒が多い富山では特に盛んで、墓石の清掃とあわせて年の瀬に行うご家庭も多くあります。
仏具の傷みが目立つ場合は、仏壇じまいや買い替えのご相談につながることもあります(仏壇じまい)。
か行
戒名(かいみょう)/法名(ほうみょう)
仏弟子となった証として、亡くなった方に授けられるお名前。
多くの宗派では「戒名」と呼びますが、浄土真宗では戒を授からないため「法名(ほうみょう)」と呼び、「釋〇〇」の形をとります(詳しくは「法名」の項をご覧ください)。
墓石・墓誌に追加で彫刻するサービスを戒名彫刻といい、真宗門徒の法名にも対応します。
改葬(かいそう)
既存のお墓から遺骨を取り出し、別の場所へ移すこと。
「墓じまい」と混同されがちですが、改葬は「遺骨の移動」、墓じまいは「お墓の撤去」を指します。
手続きには、市町村が発行する改葬許可証が必要です。
富山県内でお墓本体を撤去する場合の費用は、お墓の大きさや場所によりますが、おおよそ20万〜35万円(税別)が一つの目安とされます(石材店により異なります)。詳しくは墓じまい・改葬の費用と流れをご覧ください。
カロート(納骨室)
骨壷を納めるためのスペース。
全国的には墓石の地下に設けることが多いのですが、富山県のお墓はそのほとんどが「地上納骨」で、墓石の下(地上)に大きな納骨堂空間を設けるのが標準です(「富山型墓石」の項を参照)。
富山の骨壷は全国的にも大きく、大きさはおよそ32cm×20cm×20cmあるため、それに合わせた納骨空間が必要になります。
北陸の積雪地域では、湿気・凍結への配慮が欠かせません。
閉じ込められた水分が凍結して膨張し、内部から石を傷める「凍害爆裂(とうがいばくれつ)」を防ぐため、墓まもりでは目地(メジ)への変性シリコン施工や防水・通気に配慮した構造を標準としています。
新規建立やリフォームの際にご相談ください。
外柵(がいさく)
墓石の周囲を囲う石の枠組み。
墓地の区画を明確にし、納骨室を保護する役割があります。
北陸では雪の重みに耐える厚みのある仕様が安心です。
また地震への備えとして、細かな砕石ではなく栗石(くりいし)を用いた基礎づくりに、揺れを逃がす免震パッドや衝撃を受け止める弾力性接着剤・ステンレス金具などを組み合わせる施工も検討されます。
過去帳(かこちょう)
ご先祖や亡くなった方の法名(戒名)・俗名・命日などを記しておく帳面。
浄土真宗では、位牌の代わりに過去帳や法名軸を用いてご先祖を偲ぶのが伝統的です。
他宗派でも、家系の記録として過去帳を備えるご家庭があります。
合祀(ごうし)
複数の方の遺骨を一つの納骨室にまとめてお祀りすること。
永代供養墓・合祀墓ではこの形式が多く採用されます。
一度合祀すると、あとから個別に取り出すことはできなくなる点にご留意ください。
公営霊園(こうえいれいえん)
市町村などの自治体が運営する墓地。
使用料・管理料が比較的安く、宗派を問わないところが多いのが特徴です。
一方で、募集時期や応募資格に制約があります。
さ行
三具足(さんぐそく/みつぐそく)
仏壇の前に置く香炉・花立・燭台の3点セット。
「さんぐそく」とも「みつぐそく」とも読みます。
仏壇じまいの際は、これらの仏具もお焚き上げの対象になります。
承継者(しょうけいしゃ)
お墓・墓地使用権を引き継ぐ方。
多くの公営霊園では「承継者は親族に限る」などの規約があり、承継者が不在の場合は永代供養への切り替えが選択肢になります。
焼香(しょうこう)/線香(せんこう)
香を焚いて仏前にお供えする作法。
作法は宗派により異なり、浄土真宗本願寺派では抹香を額に押しいただかずに1回、大谷派では2回お供えするのが一般的とされます。
線香も、真宗では立てずに香炉へ寝かせてお供えし、他宗では1〜3本立てるなどの違いがあります。
詳しい作法はご家庭の宗派・菩提寺にご確認ください。
新盆(しんぼん/にいぼん)
故人が亡くなって初めて迎えるお盆。
富山・石川は8月盆が主流ですが、ご家庭・寺院によっては7月盆の場合もあります。
なお浄土真宗では、お盆を「歓喜会(かんぎえ)」と位置づけ、すでにお浄土におられるご先祖を偲ぶ機会とする考え方があります。迎え火・送り火は本来の作法ではありませんが、地域の習俗として行われることもあります。
遷仏法要(せんぶつほうよう)
浄土真宗で、お墓や仏壇を移す・しまう・新しくする際に営まれる法要。
真宗ではお墓や仏壇に魂が宿る/抜くという考え方を取らないため、他宗でいう「魂抜き」「お性根抜き」にあたる場面でも「遷仏法要」「御移徙(おわたまし)」と呼びます。
新たにお迎えする際は「入仏法要(にゅうぶつほうよう)」といいます。
た行
檀家(だんか)
特定の寺院に所属し、葬儀・法要・墓地管理を依頼する家。
寺院墓地を使用する場合は、檀家になるのが原則です。
魂抜き(たましいぬき)/閉眼供養(へいげんくよう)〔他宗一般の呼び方〕
お墓・仏壇を、解体・処分・移転する前に営む法要。一般に「魂抜き」「お性根抜き」「閉眼供養」などと呼ばれます。
ただし呼び方は宗派により異なります。浄土真宗の門徒の場合は、魂の付け外しという考え方を取らないため「遷仏法要(せんぶつほうよう)」「御移徙(おわたまし)」と呼びます(「遷仏法要」の項を参照)。
お布施は、富山県内の一般的な目安として1〜5万円ほどとされますが、宗派・寺院・地域により異なります。詳しくは菩提寺にご確認ください。
中陰(ちゅういん)/四十九日(しじゅうくにち)
亡くなってから四十九日までの期間と、その満ちる日に営む法要。
多くの宗派では、この期間を次の生まれを決める待機期間ととらえます。
一方、浄土真宗では亡くなると同時にお浄土へ往生するとされるため、中陰は「待機」ではなく、亡き人を縁としてみ教えに遇(あ)う仏縁の期間と受けとめます。納骨は四十九日にあわせて行われることが多くあります。
追加彫り(ついかぼり)
納骨に合わせて、新たな故人のお名前・戒名(法名)を墓石・墓誌に追加で彫刻すること。
戒名彫刻サービスで対応します。
富山型墓石(とやまがたぼせき)/地上納骨堂(ちじょうのうこつどう)
墓石の下(地上)に大きな納骨堂空間を設ける、富山県で標準的なお墓の形。
納骨室を地下に設ける他県のお墓とは構造が大きく異なり、インターネット上の「全国向け」のお墓情報が富山では当てはまらないことが多いのはこのためです。
富山の骨壷は全国的にも大きく(およそ32cm×20cm×20cm)、そのぶん納骨空間も広く取られます。湿気や水の侵入、骨壷の転倒を防ぐため、納骨堂内の石貼り整備・換気孔の取り付け・収納数の拡大といったリフォームのご相談も多く承ります(新規建立・リフォーム)。
な行
納骨(のうこつ)
火葬後の遺骨を、お墓・納骨堂に納めること。
四十九日法要・百か日・初盆・一周忌などのタイミングで行うことが多くあります。
富山型墓石は地上の納骨堂に大きな骨壷を納めるため、納骨にあわせて戒名(法名)彫刻のご依頼を多く承ります。
納骨堂(のうこつどう)
遺骨を屋内施設で保管・供養する施設。
屋外墓地と比べて天候の影響を受けにくく、近年は都市部を中心に増えています。
※富山のお墓で墓石の下に設ける地上の納骨空間も「納骨堂」と呼びますが、こちらは屋内施設とは別のものです(「富山型墓石」の項を参照)。
は行
墓誌(ぼし)
墓石の横に建て、納骨されている方のお名前・戒名(法名)・命日・行年などを刻む石板。
家族墓では、代々のお名前を追加して彫刻していくのが一般的です。
追加の彫刻は戒名彫刻(追加彫り)で承ります。なお、ご存命の方のお名前は赤色、亡くなった方は黒色で塗り分ける慣習があります。
墓相(ぼそう)
お墓の形状・向き・大きさなどから運勢を見る考え方。
一部の流派で重視されますが、宗教色が強いため、標準的な施工では考慮しない場合がほとんどです。
墓地使用権(ぼちしようけん)
墓地区画を使用する権利。土地の所有権ではない点にご注意ください。
承継できる範囲や、使用権の返還ルールは霊園ごとに異なります。
分骨(ぶんこつ)/本山納骨(ほんざんのうこつ)
遺骨の一部を分けて別の場所にも納めること(分骨)と、宗派の本山に遺骨を納めること(本山納骨)。
富山の真宗門徒では、お墓への納骨とあわせて、京都の大谷本廟(本願寺派)や大谷祖廟(大谷派)へ分骨・納骨される方が多くいらっしゃいます。
分骨には埋葬証明書(分骨証明書)が必要になる場合があるため、納骨先と現在の墓地管理者にご確認ください。
法名(ほうみょう)
浄土真宗で、亡くなった方(および生前に帰敬式を受けた方)に授けられるお名前。
真宗では本願他力の教えにより「戒」を授からないため、他宗の「戒名」にあたるものを「法名」と呼びます。
形式は「釋〇〇(しゃく〇〇)」が基本です。墓誌や名号塔への彫刻にも対応します。
法名軸(ほうみょうじく)
故人の法名を記し、仏壇の脇にかけて掛ける軸。
浄土真宗では位牌を用いず、この法名軸や過去帳でご先祖を偲ぶのが伝統的です。
報恩講(ほうおんこう)
浄土真宗を開いた親鸞聖人のご命日を縁として営まれる、真宗で最も大切にされる法要。
富山県では、地域の寺院でも各ご家庭でも広く営まれ、お墓・仏壇とのつながりも深い行事です。
本尊(ほんぞん)
仏壇の中心にお祀りする仏像・掛け軸。
宗派により異なり、浄土真宗では阿弥陀如来(または「南無阿弥陀仏」の名号)、ほかに釈迦如来などをお祀りします。
仏壇じまいの際は、ご本尊をお焚き上げの対象として最初に丁寧にお扱いします。
ま行
埋葬許可証(まいそうきょかしょう)
納骨の際に墓地管理者へ提出する書類で、火葬許可証に火葬済みの認印を受けたものです。
ただし、富山県内の村墓地など、管理者によっては提出が不要な場合があります。
改葬の場合は、別途改葬許可証が必要です。
名号(みょうごう)
「南無阿弥陀仏」など、仏さまのお名前を表す文字のこと。
浄土真宗門徒のお墓には、家名(「〇〇家之墓」)のほか、本願寺派では「南無阿弥陀仏」、大谷派では旧字の「南無阿弥陀佛」の名号を彫る伝統があります。
富山では、この念仏を「ナンマンダブツ」「ナマンダブ」と親しみを込めて唱える言い方も広く根づいており、お墓参り・仏壇参りの折に口にされます。
真宗らしさを大切にされたい場合は、墓石・墓誌への名号彫刻もご相談ください(戒名彫刻)。
や行
洋型墓石(ようがたぼせき)
横長で背の低い形状の墓石。
家紋・好きな言葉・名号などを自由に彫刻でき、洋風霊園やデザインを重視される方に選ばれています。
和型と比べ、新規建立での採用が増えています。
ら行・わ行
霊園(れいえん)
墓地が集まる施設の総称。
運営主体により公営霊園・寺院墓地・民営霊園の3種類に分かれ、それぞれ承継条件・宗派制限・費用が異なります。
和型墓石(わがたぼせき)
縦長の三段重ね(棹石・上台・下台)が基本の、伝統的な墓石。
北陸の積雪地域では、台石を厚めに取った安定設計が定番です。
真宗門徒のお墓では、棹石に名号を彫る形も伝統的に見られます。
関連サービス
用語の意味を確認したら、具体的なご相談・お見積もりは下記からどうぞ。
お客様の声
富山・石川で墓まもりをご利用いただいたお客様の声です。
「母が亡くなり、遠方に住む私には管理が難しくなっていました。
『墓じまいは罰当たり』という思いもあり悩んでいましたが、スタッフの方が『新しい供養の形への引越しです』と言ってくださり、気持ちが楽になりました。
閉眼供養から更地返還まで、丁寧に対応していただきました。
」
「他社にも見積もりを依頼しましたが、墓まもりさんが一番内訳が明確でした。
『ここはこういう理由でこの費用です』と一つひとつ説明してくれたので、安心してお任せできました。
10年保証があるのも決め手になりました。
」
「長年放置していたお墓の傾きが気になっていました。
見積もりだけのつもりで相談したのですが、『今の状態なら部分修理で十分ですよ』と正直に教えてくれました。
無理な工事を勧めない誠実さに感動しました。
」



